『流れ星が消えないうちに』橋本 紡

流れ星が消えないうちに (新潮文庫)

流れ星が消えないうちに (新潮文庫)

新潮文庫の夏キャンペーンが今年は2冊買ったらYondaくんの人形だったので、これは欲しいなぁでもキャンペーン対象の本はほとんど読んじゃってるよどうしよう…と悩んだ末に選んでみた本。だったのだけれど。
これはひどい。ちょっとない。
高校時代から付き合ってた男の子が旅先で死んでしまってからその友達と付き合ってるけどなかなかどうにもすんなりはいかないよね、と思ってたら家庭崩壊までしそうだよ、という話。
ではあるんだけど、何これ人間じゃない、ていうか人間そんなに聞き分けよくないしもうちょっといろいろ考えられないしいろいろひも付けて結論出すなんてことそうそうできるもんじゃないよ。まったく共感できないし愛着もわかないし、ていうか人間じゃない、ってそればっかに終わった。エピソードもとってつけてとりあえず長くしてみました、みたいにしか考えられなくて、もうちょっと書くことに酔わないで物語の構成を客観的に考えてくれー。。というのが1番の感想。
もし学生が書いてゼミとかで発表したらいろんな人に酷評されると思うのに。そんな想像が容易にできるにも関わらずお金をとって、「小説家」と呼ばれるところにウゲゲとなる。別にだからってなんにもないけど、単純にやだ。


なんで最近ってこんなライトノベルみたいな小説が多いんだろう。
ちょっと試しに読んでみるか、と手にとってみた本がこんなんばっか。(たぶんまたやるだろうけど)
書く人も書く人だけど、編集ももうちょい頑張ってお願いします、というところなんだろうな、と思ったりもする。感覚だけど。